2016/11/23 21:05

これまでは、ペンダントやピアス、リングなどを中心とした身につけるアクセサリーの作品を販売しておりました。


アクセサリーを身につける目的は、お洒落することで心が楽しくなること。

自分に自信を与えてくれたり、心が豊かになるアイテムです。


ただ、銅という金属を考えた時、銅は、人類が最初に道具として使用した金属が銅なのです。


紀元前7000年頃、自然銅を石鎚で叩いて加工したと思われる遺跡が小アジア(現在のトルコ共和国の主要部に位置する地域)で発見されています。

銅は、加工しやすく、耐摩耗性が優れているので、すり減りにくく、錆びにくいといった直腸があります。

現代でも、銅の小物や皿などは、私たちの生活の中で身近な存在となっています。 
 

鮮明な緋色の小皿は、置くものをよく見せる印象的な色味のある「緋銅の角皿」です。

緋銅職人「飯田馨」がアクセサリーの枠を越えて、小物で緋銅作品にしました。


見るものをひと目で虜にする緋色は、男性にも女性にも人気です。 

 

『小皿の作り方』

1枚の銅板から金槌を使って器をつくる鎚起銅器

鎚起とは、「鎚」で打ち「起」こすの意味です。

 

市販品にあるような、ピカピカの銅鍋のような仕上げとは違います。

叩く前に、銅を焼きなまし、叩き、また、焼き鈍し、叩く。

自分の作品として、完成を目指します。

鎚目(叩き跡)も、角のラインも、あえてラフな部分を残して仕上げています。

それが、置いた時に見る角度でそれぞれの表情が微妙に異なるのも面白いと考えています。

その微妙な表情は、自分にしか出せないものです。

かたちの整った、ピカピカに磨かれた小皿は、いつまでもピカピカをキープしたくなるのが人の常。

でも、そんな神経質になることはありません。

小皿というより、「銅の持っている美しい緋色」を楽しんでもらいたいというのも本音。

こんな小皿も、板厚1.2mmから成り、固く叩き締めてあるので、薄っぺらなものとは違う、重厚感あふれる内容に仕上がっています。 

 

 

 当工房の作品は、仕上げに、蜜蝋、研磨剤の表面加工や釉薬や塗料といった発色材料(コーティング)を使用しない自然な発色が特徴です。

しかし、直径6cm(約2寸)は、これまで不可能だった大きさでした。

火の入れ方に課題があり、この大きさでは必ずと言っていいほどの色むらがありました。

色むらは、作品とは到底言えるレベルではありませんでした。

これまで、小さい1寸のものから徐々に、満足のできるレベルの小皿を作品として販売しました。

どれも、世界にひとつしかない作品として色合いや風合いを楽しんでもらえるものです。

今回ご紹介した角皿は、その中でも緋銅職人飯田馨が理想の緋色を追い求めて、失敗を繰り返し、やっとたどり着いた作品です。

この小皿は、持つ人の心を癒やしてくれるアイテムになることでしょう。

自信をもって、おすすめします。