2017/07/04 22:28

これまでも、作品作りでは裏側から叩き出して立体にする「打ち出し」という技法を使うことはありました。

下の作品が、今回ご紹介する作品のきっかけになっています。

真ん中が半円に盛り上がっています。

写真ではわかりずらいのですが、表面は均一の緋色にも関わらず、濃淡があるように見えるのです。

光の当たり方と、皮膜の緋色が絶妙に交わり、なんとも表現しにくい、まるで別素材の半円であるような錯覚になるのです。

初めての体験に、作業を中断して、何度も何度も眺めてしまうくらい、魅力的でした。

これを活かした新しい作品作りは、できないだろうか。。。
 

▼ はじめに、なぜこのアイテムを紹介する理由を教えてください。

今回の作品作りで使用した銅板プレートがこちらです。

『灯~AKARI~』とは

技術を磨く職人たちが懸命に1本1本真剣に刻んだ数々の練習用の銅板。
その銅板が、決して表に出てくることはありません。
練習では1本1本にその当時の職人の想いが込められています。

しかし、技術という点では未熟かもしれません。
それでも、想い出の銅板であることには、変わりありません。

この銅板を、緋銅という技法で、新しい息吹を吹き込んだハンドメイドなのです。

失敗すれば、2度と作ることができない、まさに世界にひとつだけの作品となります。
 

▼ このアイテムのおすすめポイントは何ですか?(使い方の具体例やディテールなど)

 一般に赤い色は「めでたい、喜ばしい慶事、にぎやか」の意味を表し、「おめでたい色」、「縁起がよい色」とされています。

日本では、初春の訪れを感じさせる「梅」は日本人にとって身近な花として愛され続けています。

写真は、打ち出し前の焼き入れをした状態。


銅のサイズは、縦、横27mm、厚み5mmと緋銅の作品の中では大ぶりです。
そのため、ネックレスにはSV925喜平タイプチェーン40cm(メッキ加工済)をご用意しました。

ネックレスについては、チョーカータイプ、ロングタイプの革紐に変えても似合います。

梅の花言葉は、「上品」、「気品」、「忍耐」。
この作品を身につけたときに、その方の気品、華やかな印象を相手に与えられるように考えていました。

 

▼ このアイテムをどんな人にどんなふうに使って欲しいか教えてください。

1.結婚7周年は銅婚式のプレゼント
銅婚式は、結婚7年目という家族や財産など、安定する時期を「銅」に例えて、その安定を祝います。

2.お名前に梅がつく人へのプレゼント

家紋でも梅は多く使われるように、梅が名字に、名前に使われることもあります。

3.緋銅に魅力を感じてくれている方へ

鮮やかな赤色】
最高の赤色は、非常に困難な技術です。
・前処理での綺麗な磨き
・炎の状態
・炙る位置(銅板の火の当て具合)
・融点寸前の金属の色の見極め
・硼砂水溶液の状態
・素早くホウ砂(飽和液)水溶液に入れ急冷するタイミング
など
すべての条件を満たしたときに、最高ランクの緋銅が完成します。

 

それだけに、この作品から元気をもらったり、自信を持つことができると信じています。

 

▼ 最後に結びの言葉をお願いします。

 

最高ランクの緋銅の成功に、何度見ても、その色合いと輝きには見惚れています。

銅がこんなにも美しいものなのか、誰もがこの緋銅を見て感じることでしょう。

さらに、検証の結果、この半円の形状も仕上がりに大きな影響を与えていることがわかりました。

打ち出しの作業も、裏から正確に坊主という工具をセットして、的確に叩かなければならない、決して簡単ではありません。

 

花梅には大きく野梅系、緋梅系、豊後系と分かれています。

今回はそこにも着目し、作品名を緋梅としました。

また、美しく調和し、強さを象徴するものとして、太陽を加えました。

最後に、お誕生日、記念日のプレゼントにも自信をもっておすすめします!
結婚7年目の銅婚式の記念品としてもおすすめです♪